【計画的戦略とエマージェント戦略】戦略は策定されるのか、形成されるのか
Mintzberg,H.は、「的確な情報があれば、組織のどこにいても戦略形成プロセスに貢献できるのだ。中略・現場 の行動に最も密接につながっている部隊の最前線が、戦略に対して最も大きい影響力を持つからだ」とし、初期の 経営戦略論が示したトップによる包括的・分析的な戦略計画の作成を批判している。トップ・マネジメントに限らず、 現場に近いあらゆる階層の人々によって形成される戦略をエマージェント戦略と呼び、そのもとに学習があること をラーニング・スクールは強調している。 「計画的戦略はコントロールに焦点をあて、経営的な意図が行動において確実に実現されるようにする。一方、エマ ージェント的戦略では学習を強調し、様々な活動を通じて、何が最も重要な経営的意図であるかを理解するプロセ スとする」。つまり、組織的能力に焦点をあて、「ある単独のアクションが取られると、それがフィードバックされる。 そのプロセスを繰り返すことで、組織はパターンを収束させてそれを戦略とする」とし、エマージェント戦略は、企業 のあらゆる階層の人々によって形成される。
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