【トップダウン型に潜む問題点】トップダウンの戦略は現場が実行しない
分析型トップダウンの代表的存在、戦略的経営の父と呼ばれているAnsoff,H.I.は、『企業戦略論』から25年を経た1988年に著した『最新 戦略経営』で次のように述べている 。 戦略計画は実行に移しにくかった、つまり「計画に対する抵抗」をもたらした。すなわち、企業から発生する組織ぐるみの慣性が計画書を実行に移す活動を頓挫させたり、さらには「異質の抗体」として計画を拒否したりしたのである。戦略計画は、次の深刻な問題点に直面した。 ・「過剰分析による機能麻痺」。 ・戦略計画の社内への導入に対する組織抵抗。 つまり、トップが策定した戦略計画が実行不全に陥ったということであり、『企業戦略論』に著されている方法論に基づいて、全方位的に分析して策定された戦略が機能しない、ということが判明したのである。
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