エマージェント戦略を実現する、新たな戦略フレームワーク
戦略に不可欠な7つの要素(自社、競合、顧客、商品、価格、販路、販促)を使いチャート化した。このフレームワークの特長として、①戦略分析・立案がスピーディにできる(作成のために膨大で入手困難なデータを必要とせず、予測過剰とならない)、②戦略を実行に移行するための具体性にすぐれている(数値計画を作成するための必要で十分な要素を備えている)、③中小企業の経営者、従業員が理解しやすい。また、これら要素が、鳥瞰図的な表現になっており、商流をイメージしやすいことも大きな特長である。
【セブンエレメンツモデルのデザインコンセプト】
戦略を理解するためには、商流を理解することは不可欠である。自社のシーズが商品となり、販路、販促を通して、顧客に到達する、という流れをつかむことがこのチャートでは一目瞭然でできる。自社の技術やノウハウ、こだわりが商品となって実現する、この商品を営業、直営店、代理店、ウエブショップ等々の販路を通して、顧客に届ける、その際に販促をどのように行うかも理解できる。また競合を自社の下に配置することにより、具体的な4Pの要素での競合分析も可能となる。つまり、戦略を文章で理解するのではなく、チャートで感じ取ることができることが一番の特長である。 商流のイメージをつかむことに加えて、もう一つ重要なポイントがある。それは、従来の教科書的なマーケティング戦略のように、市場・顧客を定義することに時間とコストを費やすのではなく、スピーディに構築―検証―学習のフィードバックサイクルを回すために、製品を顧客に届けるプロダクトアウトの形にすることである。そのイメージもチャートは表している。
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